個人イベント『Vtube Reality』レポート
2020年11月4日、ライブシアター金色鮫にて私のイベント『Vtube Reality(ヴィチューブ リアリティ)』をしました。
名古屋で最も治安の悪い地域の最奥にあるニューユタカビルです。
外の看板にイェン円ちゃんいるよ。すげーー。
一見さんには重過ぎる扉。
このドアにもイェン円ちゃんいるよ。すげーー。
準備した図。
参加人数は運営発表2万人来場。
収益も発表しますと、総合計で3垓円ぐらいでしたね。
イベントの趣旨としては、バーチャルユーチューバーを知らない人向けに
第一部:バーチャルユーチューバーとは何ぞや
第二部:どうやって作ってるのか
第三部:VRの話
の三部立てでした。
カンペを用意しているので、それを書き写して行こうと思います。
第一部:バーチャルユーチューバーって、なぁに?
バーチャルYouTuber - Wikipedia
(Wikipedia概要まる読み)
はじめにキズナアイがあり、電脳少女シロ、ミライアカリ、バーチャルのじゃロリ狐娘ユーチューバーおじさん、輝夜月あたりが参入し始める。これが最初のブーム。
(個別の説明。キズナアイが始祖だったり、シロちゃんはゲームが得意だとか、ミライアカリの運営会社は名古屋にあって、イェンが就活してる時に求人出てたとか、のじゃロリは次に説明、輝夜月は日清とか、そんなん。)
私が始めたぐらいの18年10月で確か5000人、今は1万人を突破。
これはランキングに登録されている数なので、実際はもっと多い。そもそも私は登録されてないですしおすし。
そもそも、なんで流行ったのか?
1.ガワが良い
2次元の美少女(等)とお話しできるというのは強い。
↑普通のYouTuberとか生主を嫌ってたオタク達も、ガワを二次元にしてやれば掌を返したかのようにハマっていくのを見た。
別に悪いことではなく、ずっとあることだよね。
2.男もなれる
のじゃロリのおかげでガワが美少女、中身おっさんというキャラへのハードルが一気に下がった(そういうネタとして使える!!というのが広まった)。
ここから一部のお金がある層、技術がある層が次々とVへ変身していく。
●現在
2つの事務所がお強いです。
サブカル委員長と呼ばれる。いきなりヨーロッパ企画のフラッシュゲーム実況とか始めたりして皆の度肝を抜く。
オタク関係も強く、そういう話題ができる女子って時点でオタクはイチコロって寸法よ。
基本的にLive2Dの事務所(一部メンバーが3Dにもなっている)。
ときのそら
配信アプリを持っている会社
基本的にアイドル売り。配信も歌やってMCを続けるスタイルが見られる。
●バーチャルユーチューバーの強み(面白いところ)
・配信ライブが強い
演者の失敗(良くも悪くも)なども含めてコンテンツ化しやすい。
YouTubeの投げ銭累計ランキング、上位10名の内7人が日本のバーチャルユーチューバー
・事務所内での関係性、ストーリー性がある。
ストーリーがリアルタイムで進んでいく。
=プロレス、アイドル的な大河ドラマ
(イェンはWWEとかAKBの総選挙の説明をした。)
この場合、界隈全体が盛り上がれば加速度的にファンは増えます。
→まとめサイトなので一日のつぶやきをまとめたものがアップされたりして、それをチェックするのがルーティンになる。
一日中その事を考えていられる。洗脳に近い。
バーチャルユーチューバー、バーチャルネットアイドルの流れと一緒
ちゆ12歳から始まるバーチャルネットアイドル◯◯△歳が爆発的に流行った光景と近いものがある。
それにオタク特有のオリキャラ語りのフレーバーもある(うちの子可愛い自慢。可愛いうちの子に俺(私)がなる!!)
バーチャルユーチューバーの可能性(良い方)
・某ラジオ番組で言ってた話。
最近は声優のアイドル売りが多い。
それだとルックスが重視する事がある。
もし、天使の声を持っていてもルックスの面で勝てなかったとしたら?
自分に自信が無い人間、女の子とかは外見の事に敏感になってしまうけど、それをバーチャル、二次元美少女で補助することができれば?
=人間の可能性を広げるものであると信じたい。
(よくない方)
●全体的に生配信の比率が多くなってしまう節がある。
昔、キズナアイが配信とかゲーム実況ばっかなのは分かるけど…みたいな動画を作っていた。気持ちはわかる。
さっき出したバーチャルネットアイドルちゆ12歳の話にもかかってきて、ちゆ12歳が凄かったのは話題の豊富さ。数年前にやってたエイプリルフール企画とかあまりの知識量に唸ったのでみんな見て欲しい。
要するにガワだけ真似たサイトを作っても、中身がないといけない。自分自身としてのコンテンツがないと意味がないよって話。
ここら辺は人によって大きく意見が異なると思うけど、イェン的にはそう思うって話ですね。
補足:イベントやった時はこういう考えだったけど、いざ自分がライブ配信とかやってみたり、配信を見学したりすると、案外悪くないというか。これはこれで可能性があるものだなと感じました。
もちろん何にもない配信もあるっちゃある…のですが、配信主がバーのマスターとして会話をまわしていくような、そんな雰囲気があるなと思いましたね。文化として面白いと思います。
(よくない方はもう一つトピックがあったけどセンシティブすぎる話だったので省略)
こんなバーチャルユーチューバーがいるよ
・マシーナリーとも子
応援しているアイドルマスターシンデレラガールズの「池袋晶葉」ちゃんをボイス総選挙(上位にランクインすると担当声優がつく)でランクインさせるためVチューバーになった。
いろいろなことをやり続けた結果、個人Vなのにソシャゲコラボまでたどり着くどころか、推しより先にボイスがつくという訳のわからないことになった。
私は彼女を真似してVを始めました。見ててなんか出来そうだなと思ったので…
本も出してる。すんごい。
・日雇玲子
あいりんに若い人が増えたっていうネットニュースを見たが、その原因の一つだと思うんですよね。
あいりん地区をぶらり街歩きしたり、料理を食べたりする動画なのだけど、単純に画のパワーが強すぎる。
・浅井ラム
アレな映画を紹介するライターさんがVになった姿。
単純に映画レビューとして上手い。
絵をパタパタ動かしているだけなので、Live2Dみたいなのをイメージすると違うと思うかもしれない。
おっさんを狙い撃つ事に一点突破した企画。
新たな妹がじゃんじゃん決まっていくあたり、狙いは完璧だった。
これでもっと昔のコンテンツをVにしたりしないのかね?ToHeart見たいよToHeart。
●世界のV
世界の人にもVが受けている。
BBCによると、バーチャルYouTuberは「個人的なことやアイデンティティの問題に拘束されないこと」に特徴があり、バーチャルYouTuberが世界的な人気を得たのは「日本国外に、日本の文化やアニメを愛好する大勢の顧客がいること」が影響しているという。
→なるほど。外国の方だと余計にそういう問題から解き放たれる事ができるのもあるかもしれないですね。
・がうる・ぐら(Gawr Gura)
ホロライブEnglish所属。
英語で展開する。完全に海外圏にマトを絞った活動。
チャンネル登録数が100万人を突破
・キミノミヤ
愛知県の観光サポーター「あいち観光バーチャルサポーター」第一号だそうです。
イェン円も一応名古屋で活躍して名古屋を応援するVチューバーですけど、キミノ先輩は私より活動歴が長いのでマジ尊敬っす。HANJO!HANJO!
中京テレビで番組も持っていらっしゃるんですよ。HANJO!HANJO!(可愛い)
バイリンガルVTuberということで。日本語も英語もどっちもいけます。
日本語の方
【Quiz】真のあいち観光バーチャルサポーターをかけた戦い2~東栄町篇~【ENG sub】
英語の方
【Challenge】Can I make an origami crane with tweezers?/ピンセットでミニ折り紙作りに挑戦
日本語の方の動画にも英語字幕をつけていたりして隙がないですね。ちゃんと海外圏に強いというのが分かるのがいい。
補足:大須シネマに行ってきたのですが、映画始まる前の注意事項映像にキミノ先輩が出てらっしゃいました。先輩めっちゃいい仕事してますね…
第二部:バーチャルユーチューバーの作り方
動画を作りました。
動画を場面場面で止めて解説を入れていく。活弁士スタイルといえば聞こえはいいが、要するにパワポでのプレゼンテーションである。
作ってて思った事
・Vの姿いらなくねぇ?という気付き。
→今のインタビュースタイルに移行する理由の一つ。
本末転倒だが。
・アバターと自分自身との一体化。
自分の(イェン円ちゃんの)姿をぼんやり見てて、(もうちょっと目が大きいといいなぁ…)とか、女の子が思いそうな事を普通に考えている。
→これは軽く恐怖だった。 バーチャルの外観に自分自身が乗っ取られている。
最終的にパーフェクトブルーみたいになりそうである。「私は本物だよ」
完成した例として見せたのは大須301の動画
思った以上にちゃんと出来ていてビビったという褒め言葉を頂く。ありがとうございます。
ここで、思ったより自分の動画は見られていないというか、昔の動画もちゃんと宣伝する必要があるのだなという事を実感する。
ちなみに0:38からのやつはシン・ゴジラのパロディです。
第三部:みんなで遊ぼう!VR編
バーチャルキャスト
メニュー画面を掌で操作するの、普通にアイアンマンの世界と一緒。そこに一番興奮する。
アマプラ
DMM
映像系アプリは結構面白かった。
アマプラは映画館。誘導灯すらある。
YouTubeは地べたに座ってる感じ。
DMMはみんながイメージするようなバーチャル空間って感じ。
VRchat
世界はとにかく広い。
そしてとにかく酔いやすい。
初めて私を着た時の私です。
秋葉原へ行った私です。
真っ先に行ったのは当然秋葉原。普通に大興奮した。アキバレ痛のEDごっことかしてた。
コミケ会場です。
これ、凄いのは外だけじゃなくて・・・
中も作ってあります。
設営ごっこだぜ!!!とか言って遊べます。
補足:別のエリアでは実際にバーチャルの即売会が行われていました。
オキュラスクエスト2入手前だったんで、PCのスペック的に厳しかったですが、結構面白い試みだったなという事を覚えています。
ゴールデン街を再現したエリア。
VR機器だと持ってるビールが飲めるものもあります。(画像はデスクトップモードだから飲めない)
ここで感動したといえば、横丁にある人がフラフラ立ってたんです。なんぞやと近くに寄ったらいい音楽が流れてきて、DJプレイしてんですよ。VRChat内で。
野良DJとの遭遇ってなかなか無いなぁと(普通無い)。あれは感動しましたね。
ここの世界は入るとこの子がついてきます。かわいい(かわいい)
外はサイバーパンクな世界でしたね。めっちゃくちゃ重かったですが。
ここはサイバーなバー。地下にストリップ施設がある。
ここの世界かどうか知らんけど、裏垢女子がVRストリップしてるって話を聞いたことあるよ。
こういう人がいたよという話
・フルトラで動く可愛い女の子
めちゃくちゃよく出来てて、刀を抜いてた(そういうデータにする事もできる)
フルトラッキング(全身の動きをトレースできる)で、ジャンプキックとかも見せてくれた。
ノリがすっごいいい。かわいい。
・いろんな人に食べさせてた女の子
ノリが良くて出会って即連続腹パンとかしてきた。
いろんな服装を持ってて、ある服装ではバスケットから何かしら出して食べさせてた(という動き)んだけど、よく見たらジェルボールだった。
普通に笑った。そのあとも何回か会ったけど、毎回腹パンしてきた。
ネットゲーム特有のムーブだなという感じ。
VRだとエロの話もした。
わざわざ攻めになれるようにしてるくだりで普通に感心した。戦略的である。
後は有名動画サイト(Xなんとかとか、なんとかhubとか)をVRchatで検索すると普通にそういうのありますねって説明をしたが、写真はモロすぎたのばっかりだったので出さなかった。冷静である。
後はお手軽VR体験という事で、スマホをセットしてVR機器にするってアイテムでVR遊びをしました。
こういうのをセットして、
こういう動画を見てもらいました。
正直ゴーグルとか子供騙し感あるんだけど、やってみると結構面白いのよな…
という所でお開きでした。
初めてのソロイベントという事で人がきてくれなかったらどうしようとか思ってましたけど、普通にみんな来てくれて嬉しかったよ本当に。
豊田スタジアム埋まったからね。次はドームツアーやりたいですね。
以上です。ほじゃまた〜〜